いつもの公園で野鳥を観察しました.
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オシドリ(Mandarin duck, Aix galericulata)
この公園ではあまり記録がないオシドリが,それもペアで飛来しました.オシドリは木の”うろ”に巣を構える,少し変わったカモです.冬の間は平地にも飛来します.これから北海道や北東北に戻り繁殖するのでしょう.
何をしているかというと,岸辺の植物.これをついばんでいます.残念ながら写真はありません~.
オスの飾り羽根(オレンジ色のぴょこんと出ている)が目を引きます.
これは「銀杏羽」と名がついており,その正体は三列風切・一番外側の羽根です.飛行機でいうところの翼の付け根側にあたります.
↓参考になるサイトご紹介します
メスはメスで非常にかわいらしい.この2羽は日本にいる間に成立したカップルでしょう.
光の具合で色のない部分に来ました.
なんか水墨画チック.色のない世界にハデハデのカモ.
自分では気に入りましたが!これを表現するだけの腕がない~.
銀杏羽も含めたオスのハデハデな羽根は,繁殖期が終わると抜け落ちます.そうなると遠目では一緒に見えます.
これをカモ用語で「エクリプス」といいます.非繫殖期から初秋までの,オスの地味な羽衣のことを指します.そしてまた目を引く繁殖羽に生え変わってペアを結成し,北の地へと旅立っていきます.
最後は陸地で休んでいるところ.カルガモより二回りほど小さい.というかカルガモって意外に大きい.
数年前,ダーウィンがきた!で北海道の大学構内のオシドリが取り上げられました.
オシドリのペア関係はその年限り.それどころか.メスが抱卵を始めるとあとは知らんぷり.そう.オシドリのオスは何もしないのである.それどころか.他所のメスと新たにペアになるオスもいるそうです.でもこれって,生物界では珍しいことではなくて,おしどり夫婦なんて言い出した人間側に落ち度があります.
オシドリのペア関係はその年限り.それどころか.メスが抱卵を始めるとあとは知らんぷり.そう.オシドリのオスは何もしないのである.それどころか.他所のメスと新たにペアになるオスもいるそうです.でもこれって,生物界では珍しいことではなくて,おしどり夫婦なんて言い出した人間側に落ち度があります.
さて,ダーウィンの放送のなかで面白かったのは,メス同士が協力してお互いのヒナを一緒に育てていることでした.
お母さんオシドリ2羽でヒナを一緒に見守ることもあれば,別行動時には互いのヒナをごちゃまぜにして連れていく.しかも合流するたびにヒナをまたシャッフルして育てる.全滅を防いで生残性が上がるよう,協力して子育てしているそうです.
この2羽だけが特殊なのかもしれませんが,逆境を切り抜けるためにママ友を結成したとは.恐れいります.オスが手伝えばいいじゃんとも思いますが,カモ界では事情が違うようです.
お母さんオシドリ2羽でヒナを一緒に見守ることもあれば,別行動時には互いのヒナをごちゃまぜにして連れていく.しかも合流するたびにヒナをまたシャッフルして育てる.全滅を防いで生残性が上がるよう,協力して子育てしているそうです.
この2羽だけが特殊なのかもしれませんが,逆境を切り抜けるためにママ友を結成したとは.恐れいります.オスが手伝えばいいじゃんとも思いますが,カモ界では事情が違うようです.
オシドリの鳴き声はコチラ.