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今回は文体で書きますm(__)m
ーーー今年もこの時期がきた.大陸や東南アジアで冬越しした夏鳥が帰って来る.「春の渡り」というやつである.このイベントにズブズブと浸かって久しいが,何年経ってもシーズン入りのソワソワは収まる気配がない.
というわけで,今年もフライング気味に3月下旬から鳥探しをはじめ,5月まで地元で渡り観測をした.雨の日も出て,惰性で2週間以上毎日通ったこともあった.もちろん最後は息切れである.努力に見合った"鳥果"は得られなかったが,漂鳥を思いの外多く観るなど,「都市公園にしては」まずまずの成果ではあった.
なにより年々,見つけられる鳥が増えている気がするし,見知った鳥であっても意外な行動を観る機会が増えてきて,なお楽しい.自己満足だとは重々承知しているが.
執筆時点でもう6月.一通りの鳥は公園を通過し最終目的地に入ったと思われるので,ここで総括に入っていこうと思う.
イワツバメ(House martin, Delichon urbica dasypus)
3月に確認した夏鳥は,コチドリ,イワツバメ,ツバメ.今年はツバメより先に7羽のイワツバメをゲット. ただし写真の出来は求めてはならない.
オオルリ(Blue-and-white Flycatcher, Cyanoptila cyanomelana)
つづいて4着はオオルリ.キビタキやクロツグミといった”主役級”の中では早く渡って来る傾向にあり,今年も一番乗りで4月10日前後に確認した.
確認したといっても,樹上で囀ったりちょこまかしたりするのを見て終わることが多い.声はすれども姿は見えず.見えてもどうせシルエット.そんなわけで地元での合格ラインは囀りを聴くこと.写真など求めてはいけない.と思っていたのだが,今年は囀りをする個体が総じて少なかった.
せっかく朝から気合入れてきたのに耳はガックリ_| ̄|○,しかしその分は目で取り返すことができた(/・ω・)/
今年は幸先がよかった.採餌で下層に降りていたところを撮らせてもらったが,一発目にコレである.公園で観るには上出来の部類に入る.
「大瑠璃」と書くだけあって瑠璃色が眩しい野鳥であるものの,何より光を選ぶ.選び損ねるとシロ飛びするか黒潰れしてしまう.
少しでも影が入るとご覧の通り.補正しているけども肉眼ではただのシルエットでした.
つづいて4月20日前後の個体.朝7時.
他に観察者がいなかったので盛んに飛び回っていたが...
補正してもコレが限界.難しい~と思っていたら...
いきなり青くなった.2分ほど,この場所で小休止してくれた.
しかし枝がかかって惜しい.枝にしろ葉っぱにしろ必ず1本被る.
どうしようもないので,せっかくだからと肉眼でしっかり拝んでおく.
移動して別アングルからも.横顔も拝みたかったが,贅沢を言ってはいけない.
この日は♂が2羽入っていた.オオルリ編はまだまだ続く.
オオルリの鳴き声はコチラ.